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サウシュー写真展に電撃再訪問!気になる出物は…? 《あんときのストリート》 発掘ツアー vol.13 in 新潟 【 後編 】

《 あんときのストリート 》を発掘|MIMIC ( ミミック )

発掘ツアー2日目は、予想以上の収穫を得られたエンターテイメント系リユースショップ「 おたちゅう 」を3店舗ハシゴするスケジュール。そのほか、新潟市内でストリートウエアを扱うセレクトショップを探訪して現行品をチェックしたり、とある写真展への電撃訪問も敢行。それでは2日目スタート!

おたちゅう2店舗を巡る発掘の旅路は、吉と出るか、凶と出るか !?

予想通りというか、安定というか、高柳の寝坊により諸先輩方はロビーに待機(苦笑)。瀬戸が部屋に叩き起こしにいくことで、やっと目が覚めた高柳がロビー現れたのは集合時間の30分後。早くも遅れをとった2日目の発掘ツアー、午前中はおたちゅう新発田店と赤道店の2店舗を巡ります。

新潟市に隣接する新発田市までは新新バイパスを経由して車で1時間ほど。県の中心地からは離れているため「  “裏原”ハンターたちにまだ掘り起こされていないお宝が眠っているのでは? 」という期待に胸が高鳴ります。

オープン時間の9時頃に到着しましたが、ご覧のように車もまばらで、じっくりお宝が掘り起こせそう。

と思いきや、瀬戸と高柳の後輩コンビは先輩を差し置いて余裕の朝マック。その間に先輩たちは店内に見に行くもののアパレル売り場が縮小されたのか、2人が食べ終わる頃には余裕で探索終了。

残念ながらピックに値するような掘り出し物はナシ……。「 せっかく来たのに〜 」というため息とともにメンバーの表情も曇りがちでしたが、気分を切り替えて次に行きましょう!

続いて訪れたおたちゅう赤道店があるのは、新潟西港や新潟空港など、新潟市のさまざまな玄関口のある東区エリア。昨年秋にお宝中古市場からおたちゅうへとリニューアルしたそうで、取り扱い品もグレードアップしているようです。

アパレルコーナーが廃止され、スニーカーコーナーが増床しており、充実したラインナップを誇っていました。

特に写真内にチラリと写っている adidas ( アディダス ) の ADIMATIC ( アディマティック ) と PUMA ( プーマ ) の CLYDE ( クライド ) は、「 えっ、どこかの業者が持ち込んだ? 」というレベルで新品のニューカラーが大量にストックされていました。中には、STAPLE ( ステイプル ) のコラボモデルも。

ただお値段的に「 もう少し安ければ…… 」という価格帯だったので、残念ながらピックには至らず。

唯一、我々の目に留まったのは、Nike ( ナイキ ) の Air Force 180 OLYMPIC ( エアフォース180 オリンピック ) 。’92年のバルセロナ五輪でチャールズ・バークレーが履いたモデルとして有名ですが、’12年と’16年に復刻されています。改めて見てもやっぱり良い配色ですよね〜。

先の2店舗は空振りに終わってしまいましたが、気を取り直して新潟名物、へぎそばの老舗、小嶋屋総本店で昼食。喉越しの良いお蕎麦と、同じく新潟のソウルフードとして人気の高いタレかつ丼のセットをいただきました。

11時半のオープンと同時に入店したのでスムーズに食べることができましたが、その15分後には外に並ぶ人たちの行列が!小嶋屋の人気のすごさを目の当たりにすることに。

これは運命のイタズラか !? またもや偶然開催されているサウシュー写真展に凸

と、ここで発掘ツアーを再開する前に訪れたい場所が。それは元オーリー編集部が誇るカリスマ・ライブフォトグラファー、橋本塁くんの写真展「 SOUND SHOOTER 」。3年前に 名古屋へ発掘ツアー に訪れたときにも偶然開催されていたために足を運びましたが、今回の新潟ツアーでも計らずも開催されていました!

前回もアポなしで突然訪問し、塁くんを驚かせましたが、今回もやっぱりアポなしで 凸(笑)! 場所は東区にあるクロスパークというクルマ屋さんの一角です。

何食わぬ顔で受付に近づく我々を普通の訪問客だと思って挨拶してくれた塁くん。あれっ!でも、よくよく見たら、「 えっ!遠山さんじゃないですか!なんでいるんですか !? 」と予想通りのリアクション(笑)! 突然の出来事に驚きと喜びが混じり合う、困惑気味の塁くんなのでした。

そんな塁くんの案内で会場となっているクルマ屋さんのガレージの二階へ足を運ぶと、過去の作品がキレイに飾られた展示会場が。開催期間の1週間の間に、およそ数百人以上のファンが訪れる盛況ぶりです。

壁に展示された写真以外にも、ブックレットやファイルにて過去の膨大な作品を見ることもできました。

併設された物販スペースでは塁くんが手がけるブランド、STINGRAY ( スティングレー ) のアイテムも販売。瀬戸は新作のナイロンショーツを気に入ったようでお土産に購入。

最後はみんなで記念の集合カット!突然の訪問にもかかわらず、別れ際にはお土産のビールくれるなど、温かく歓迎いただき、ありがとう!またどこかに 凸 します (笑)

市内のセレクトショップで NGAP や M&M などの玄人好みなアイテムを発見!

さて、残す発掘スポットはおたちゅう新潟本店の1箇所だけとなりましたが、せっかく新潟市内に足を踏み入れたので、《 あんとき 》の最盛期から新潟市内で裏原系のアイテムを取り扱ってきたゾエトロープなどのセレクトショップを巡り、魅力的な現行品もチェック。

まず訪れたのは、UNUSED ( アンユーズド ) や URU ( ウル ) などのドメスティックブランドを取り扱う After School ( アフタースクール ) です。ショップ名のとおり、ファッションやカルチャーを通して生活を豊かに楽しむことでライフスタイルを格上げさせる『 学校 』をコンセプトしているそう。

こちらで気になったアイテムは、Midorikawa ( ミドリカワ ) と NGAP のコラボバッグ。やはり、NGAP のブランドロゴは《あんとき》を知るボクらのハートを無条件で鷲掴みにします。

ゾエトロープの系列店である Intention ( インテンション ) と by Intention ( バイ インテンション ) にも足を運ばせてもらいました。

Neighborhood ( ネイバーフッド ) や WACKO MARIA ( ワコマリア ) 、UNDER COVER ( アンダーカバー ) や Sacai ( サカイ ) といった人気ブランドがラインナップされていましたが、我々が気になったのは……

M&M の家具たち。MIMIC を手がける野田の事務所にも M&M の家具が並んでいますが、NGAP と同様、《あんとき》を知る僕らには無条件で欲しくなってしまうアイテムです。

ツアーの最後の訪問地となるおたちゅう新潟本店でレアスニーカーを発掘!

新潟市内でのセレクトショップ探訪を終えた後は、今ツアーの最後の訪問地となるおたちゅう新潟本店へ! 眠れるお宝発掘に力を注ぎます。

人気のお土産スポット、道の駅 新潟ふるさと村のほど近くにあるおたちゅう新潟本店。事前調査によると古着ガチャが大盛況のようで、中でもプレミアムスニーカーのラインナップには自信があるようです。

店内には、ストリートウエアやスニーカーのほか、ヴィンテージ系の古着もラインナップされています。

そんななか、さっそく発掘されたのが、’03年にリリースされた NY グラフシーンのレジェンド、STASH ( スタッシュ ) とのコラボ AIR FORCE 1 ( エアフォース1 ) 。自身が手がける SUBWARE ( サブウエア ) のアイコンともいえるスプレー缶のノズルキャップを全面に配したスペシャルモデルで、世界500足限定のシリアルナンバー入りです。

ニューヨーク、ロンドン、東京の3都市限定で、それぞれネイビー、ブルー、レッドの専用のアタッシュケースに入れられて販売されました。東京では RECON ( リーコン ) など限られたお店でしか入手できなかったモデルです。

先の古着ガチャでラストワン賞が出れば、お手頃に入手できますが、7万8000円で通常購入も可能です。

続いて発掘されたのは、HECTIC ( ヘクティック ) を手がけた YOPPI さんをはじめ、《あんとき》のストリートを席巻した岩崎進吾くんやリュウジンくんなどが在籍した人気スケートチーム、T-19 とのコラボにより生まれた DUNK HIGH PRO SB ( ダンク ハイ プロ SB ) 。

全面真っ青のアッパーが特徴で、サイドには通気性を重視したベンチレーションを採用し、シュータンには T19 のロゴが。《 あんとき 》のムードがプンプンと香る一足となっています。

そして、最後は AIR TRAINER SC HI PREMIUM ( エアトレーナー SC プレミアム ) 。《 あんとき 》の絶頂期ともいえる’03年のリリースで、同時期には同じプレミアムレザーが使用されたDUNK ( ダンク ) や AIR TRAINER 1 なども発売されました。

一方、フィギュア好きの遠山さんは、『 ウルトラマンZ  』に登場する対怪獣ロボット「 特空機1号 セブンガー 」に心奪われた模様。

Yahooオークションやフリマアプリなどで相場感をチェックしましたが、特段、掘り出し物と言える価格ではなかったよう。残念ながら今回は見送ることにしました。

そんなこんなで一泊二日の新潟発掘ツアーの旅は幕を閉じました。ここまで読んでくださった読者の皆さん、ありがとうございました!

近いうちにまた実施したいと思っていますが、次回の訪問地はまだ未定です。もしも、手付かずとなっている未開の掘り出しエリアをご存知の方がいましたら、編集部までご一報いただけますと幸いです!

それではまた次回をお楽しみに〜!