ミック・メンバーが《 あんとき 》のスニーカーの中から、思い出深い1足を当時の思い出と共に振り返る《 あんときのストリート 》スニーカー5番勝負。
昨日の次鋒戦で1位に輝いたのは、ヘック×ミタを選んだ野田でした!これで通算成績は野田の二連勝!投票数も59と昨日より伸びて嬉しい限り。お次は100票目指したいところ!
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— MIMIC あんときのストリートを掘り起こせ! (@STREET__ARCHIVE) April 7, 2020
さぁ今日は中堅戦。野田がこのまま三連勝となれば優勝決定となりますが、果たして?
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— MIMIC あんときのストリートを掘り起こせ! (@STREET__ARCHIVE) April 8, 2020
それでは第三試合、ファイ!
野田 /マッドフット!の マッドエフビー
画像引用:thestreetsonline.com
この一足はボクがマッドフット!で働いていたときに企画から生産まで全部手がけた思い出深いモデル。今でこそシュプリームとのコラボで復刻したけど、《あんとき》当時はVANSのマイク・キャロルは復刻していませんでした。しかもそれがT19とのコラボだったら、もう。。。ってことで大瀧さんにお願いして、色付けしていただき完成した一足。チームモデルのブルーに、木川田くんモデルとして黒、進吾ちゃんモデルとして赤の三色展開。
絶対にカッコいいし、絶対に売れる!って思って、リスク張ってラストやモールド( ソールの型 ) を作成してまで作ったモデルなんだけど、実際にかなり売れたときはやっぱり嬉しかったなぁ。しかもベロに入ったロゴを使って、大瀧さんがステッカーやTシャツも作ってくれて。まぁ最初、マッド・キャロルってモデル名だったんだけど、その名前使っちゃダメって大人の事情でモデル名が変更になるっていうオチもあるんだけどね (笑)
遠山 /アクションのエリート
画像出典:Instagram
1997年頃にストーミーフラッグタワーにて購入。現物は残念ながらすでに消滅。AXION(アクション)は超カリスマスケーター、カリーム・キャンベルが中心となって設立したスケシューブランド。ちなみに立ち上げ当初のメンバーにガイ・マリアーノやジーノ・イアヌッチという、これまたスタイリッシュなカリスマライダーを揃えているのもサスガです。
当時、幼馴染みがワールドインダストリーズ系の輸入代理店で働いていたことから、海外のスケボー情報は主にそっち系(ワールド、101、ブラインド、ビッチ、ダフス、プライム、プランB、メナス、DVSなど)を中心に得ていて「カリーム…超カッケー!」と、ドハマりして追ってました。
アディダスのスーパースターでスケートする姿は有名(2015年にアディダススケートからシグネチャーのスーパースターが出ていたみたいです)だし、ダフスというスケシューブランドからは名作の呼び声も高いシグネチャーモデル、KCKもすでに出していたカリーム。このエリートは、アクションのスタート時に発表されたモデル(だよね?)。
1996年くらいまでのスケシューは単色スエードのシンプルなのが多くて、言い方は悪いがちょっと子供っぽいローテクデザインがスタンダードだったけど、アクションはこれにすこーしだけハイテクを加えたデジアナ的な風貌で、その後のスケシューのカタチを変えた革新的ブランドなのではないかと、勝手におもってます。オンタイムだとDC SHOEがストリート市民権を得て大ブレイクしてたんだけど、ワタシのリアルストリート魂はこっちを選んでました。写真は現物が無いので、当時のアドバンスマーケティングの広告(Warpマガジン)からピック。
高柳 /コンバースのドクターJ
’90年代前半〜中期にかけてのスケートボードシーンといえば、まだスケートボード専用のいわゆる“スケシュー”は開発されておらず、皆、アディダスのスーパースターやキャンパスなどといったベーシックシューズを履いて滑っていました。
そうしたベーシックシューズの一足として私の中で大きな存在感を放っていたのが、コンバースからリリースされていたこの「ドクターJ」というモデルです。ガールやチョコレートといった西海岸のスケーターがよく履いていたイメージで、日本では先日「ミミック」でも紹介した尾澤彰さん、日本が誇るワールドワイドスケーターの岡田晋さんなどが履いていたことも個人的には影響しています。
多くのカラーがリリースされていましたが、個人的にはこのダークグリーンが一番カッコいいと思っています。
瀬戸 /ナイキのダンクロー 99年復刻
画像出典:Instagram
ダンクで99年と言えば満を持しての初復刻。立て続けに裏ダンク、その後シティアタックへと続き、以降のスニーカーシーンのど真ん中をひた走ります。その裏で同じ年にこっそり復刻されていたのが、メインシーンからは見向きもされないこの3つ。
このモデル、とにかく「あんとき」のパンクキッズの着用率が高かったんです。当時のファッション好きなパンクキッズのファッションはと言うと、バンドT×短パン×外羽根ローカットスニーカーという往年のスタイルから、新興勢力である恵比寿系への移行初期。
このモデルの強みは、「もう少しどローテクじゃないローカットが欲しい、スケートしないからスケシューは恥ずかしい、B-BOYじゃないからフォース1も恥ずかしい」と言った当時の界隈一般ユーザーのデリケートな悩みを完全に満たしていた点。それに加えて量販店でも買えるという気軽さも手伝って、渋谷ギグアンティック、新宿アンチノック、下北沢シェルターあたりではリリース直後からかなり目にするようになっていました。「あんとき」の高い現場支持率にエモい思い出加点を加えてノミネート内定と至りました。
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— MIMIC あんときのストリートを掘り起こせ! (@STREET__ARCHIVE) April 8, 2020
明日は第三戦をお届けいたします!