ミミック・メンバーが《 あんとき 》のスニーカーの中から、思い出深い1足を当時の思い出と共に振り返る《 あんときのストリート 》スニーカー5番勝負。
昨日の副将戦で1位に輝いたのは、
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— MIMIC あんときのストリートを掘り起こせ! (@STREET__ARCHIVE) April 9, 2020
エア・テラフマラを選んだ野田、そしてエア・ズームフライト96を選んだ遠山の同率トップとなりました!
これで通算成績は、野田が三勝、遠山と瀬戸が一勝づつになりますが、最終戦を前に勝敗が喫してしまっては味気ない。そこで今日の野田の一勝は返上させて、野田が二勝、遠山と瀬戸が一勝づつということで最終戦をスタートしたいと思います。
果たして完全なる三勝目を手にして、野田が完全優勝を掴むのか? 瀬戸の姑息なチョイスで巻き返しはあるのか? 遠山の怒涛の追い上げはなるのか? 高柳は………完走目指して頑張れ!いや意地の一勝なるか?
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それでは最終戦、ファイ!
野田 /ミズノ の スリーフィート・ハイ 2nd
画像引用:オークフリー
発売は97年か98年だと思うんだけど、日本人初のシグネチャーモデルとしてミズノからリリースされたスリーフィート・ハイは、言わずもがなのヨッピーさんモデル。ミズノのクリエイティブ・ディレクターであったジェネラル・リサーチの小林節正さんが架け橋となり作成されたモデルでデザインはスケシンさん。
サイドにロゴがついた1stよりボクはこの2ndモデルの方がタイプなんだけど、ヨッピーさん&スケシンさんという相性抜群の組み合わせにミズノという意外性 ( 今思うと小林節正さんがいたということで納得なのだが ) 。そして何よりスニーカーでグラフィティを遊んだかのようなセンスは本当に斬新でした。今でもメルカリでいい値段するので、やっぱり良いものは時代を超えて愛されるって痛感。
ちなみに《あんとき》にボクが在籍していたマッドフット!もスニーカーのサイドラインに矢印を使っているんだけど、その元ネタは実はこれなんじゃないかなーって思ってたりします。「 作っておいて知らないのかよ!」って話ですが、さすがにそこまで突っ込めないので (笑)
遠山 /ナイキのエアフォースワン キャンバス ローカット
画像出典:オークフリー
アディダスのスーパースターやプーマのバスケットなど、《あんとき》にストリートキッズの足もとを支えた名モデルたちを選出予定でしたが、「そりゃそーだ」「普通じゃん」という幻聴が聞こえるので、ファイナルバトルに発射するミサイルは、キャンバスのフォースワンに変更。
某服飾専門学校を無事卒業した1994年。就職する気がまったくなかった二十歳のワタシは、原宿に事務所を構えるレディース中心の某インポートカジュアルブランドの商品管理スタッフとしてバイトを始めました。そこで働いていた社員の兄さまたちは、みんな古着やスニーカーが大好きで、実にお洒落。ヴィンテージのバンズやコンバースなんかを履いているときもあれば、当時発売されたばかりのポンプフューリーを即買いしていたりと、足もとには特にこだわっていました。
そんななか、彼らがこぞって食らいついていたのが、1994年に初めて復刻したキャンバスのフォースワンだったのです。フォースワンといえばBボーイのユニフォームとしてすっかり定着しておりますが、復刻当初は古着好きのお洒落アニキたちがヴィンテージのリーバイスやオーバーオールとかペインターなんかに合わせて着用していたんすよ。アッパーがレトロなキャンバス地でボリュームのあるシルエットだから、ちょいダボッとした古着と相性良いのよね。そういった人たちの影響を受け、ワタシも当時オープンしたばかりのブルース(原宿の伝説的スニーカーショップ)にて購入。ちなみにブラック×イエローをチョイスしたのは、ワタシが中学生の頃から長年溺愛し続けるドクターマーチンのカラーリングが影響しています。
高柳 /アディダスのロエビア
こちらも先鋒戦同様、アディダスが正式にスケートボード・ラインを作る前(確か2000年前後)にリリースされたスケートボードシューズ。“通”の間では傑作の呼び声も高かったものの、あまり売れなかったようで、 ディスカウントストアの「オリンピック」で4000円程度で叩き売りされていました(泣)。もちろん、その魅力を理解している私は速攻で5足買いしたのを記憶しています。
ところがアメカジの老舗「US」へ足を運ぶと、なんとしっかり販売されているじゃありませんか!! こちらは1万円以上のプライスが付いていました。やはり、「わかる人にはわかるんだなぁ」と思ったのと同時に、かなりの激安で手に入れた自分を誇らしく思いました
瀬戸 /ナイキのエアジョーダン4 マーズ
画像引用:SKIT
続いてはオリジナルカラーそのままの復刻、エア・ジョーダン4マーズ。オリジナルの発売は88年。ストリートの文脈で言えば、映画「ドゥー・ザ・ライト・シング」で主人公が履いているモデル、さらには監督のスパイク・リー本人も履いていることで有名です。
こちらはそんな彼のアイコンが入ったコラボモデル。にも関わらずカラーリングは、なんと復刻初となるオリジナルそのままのシカゴカラー。さすが「分かってる感」がすごいです。
リリースは2006年。当時、ほとんど映画を見ない僕に対して、スパイク・リーを敬愛する友人からは「ドゥー・ザ・ライト・シングもまとめに見てないやつにこれを買う資格ない」と揶揄されましたが、一方でジョーダンのオリジナルカラー厨でもある僕は「お前こそこのカラーリングが復刻される意味を分かっていない」と応戦。それくらいカルチャー方面からもスニーカー方面からも両軸で支持されていた貴重な1足です
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果たして《あんときのスニーカー》王は誰の手にっ!