2020年7月31日
昨年群馬県から始まった発掘ツアーも、いつのまにやら9度目です。ココ最近は経験値が上がってきていることもあり、巨大リユースストアにひしめく大量のブツにもたいしてビビらなくなった我々調査団。懸念材料があるとすれば、瀬戸の生涯ペーパードライバー宣言と謙虚な姿勢で暴飲暴食といった行動くらいだ。
さて今回のスポットは日本の真ん中そして富士山のお膝元、静岡県。なんせ名古屋まで車で遠征したという記録がありますので、その手前の静岡なんてチョロいもんなのですよ。
つーことで集合は金曜の夜、渋谷。つまり夜走りして前日入りつーことです。わたしの記憶では前々から温泉宿と宴会が待っていると聞いていたので、出発からかなり盛り上がっておりました。しかーし、現実はいつものビジホで温泉ナシ、宴会も当然ナシ。極めつけはホテルへ行く前、つまり深夜から発掘ツアーをスタートさせるという、非人道的スケジュール。…騙された。あたしゃ、すっかり騙されましたよ、奥さん。
久々にツアー参加のムービー担当、ルーキーなかむぅ。足元はMIZUNO(ミズノ)のスリーフィート・ハイ(感涙)!!気合いを感じる若人だ。
車中、文句をタラタラブーブーとたれていたら、あっちゅーまに1軒目に到着。真っ暗ななか怪しく浮かび上がるのは「お宝中古市場 沼津店」。腰は重いが、発掘調査開始です。
古着コーナー入り口。
なかなか充実した品揃えのストリートコーナー。
騙した人
騙された人
こちらはDEVILOCK(デビロック)の1999年のTシャツでしょうか。フロントにはパームボーイの元になったアイコン、そして背中には歴代ロゴがずらり。おそらくブランドとして絶好調の時代のものじゃないかな。
CORE FIGHTER(コアファイター)からは、ちょっとイメージとは違うベストを発見。このロゴから推測するに《 あんとき 》後半のものと思われます。たくさん見てるのでロゴで時代が分かるようになりました。
GOODENOUGH(グッドイナフ)のパーカ発見。こんなのあったっけと記憶を辿るも全然思い出せません。。。グッドイナフは名品が多いだけに、その他のアイテムの印象が薄くなるという反動があるのかも。
物量はあるものの、出物はそこまで出土せず。若干寂しげなマリオを横目に次の発掘場所へ…。つーか、まだ回るんかい(この時点で22時過ぎ)。
お次は「富士鑑定団」に参上。
HECTIC(ヘクティク)!と思いきや、おそらくは晩年のヘクティクと思われます。《 あんとき 》ハンターとしては当然スルー。
またもデビロック!発見。このロゴやオンスはこちらもかなり人気が出だした《 あんとき 》感ばっちりのものだと思われます。
そしてほぼ全てのショップで発見されるコアファイターのデニム。股上浅めのストレートのローガン、太目でテーパードしたマーク2、あなたはどっち派?
おっと、破格でNORTH WAVE(ノースウェーブ)発見!しかもエスプレッソ。ダサいねー(笑)。でもみんな履いたよね。一時期の裏原宿系の足元といえばコレでした。
こちらも《 あんときの裏原宿 》の足元を飾ったRED WING(レットウィング)の8167。アイリッシュセッターのプレーントゥです。定番中の定番ですが、もう生産中止に。まだ街で見かける今のうちに買っておくことをオススメします。
《あんとき》世代のブーツといえば昔も今もアイリッシュセッター
もはやストリートコーナーのあるリユースショップには必ずといって良いほど見かける580。こちらは2007年にアンディフィーテッドとステュシーとヘックのコラボによって発売。
伝説のトイカンパニー、プラネットトイズがその昔ぶっ放した名作、ジャイアントサイズのまことちゃん発見! 2万だったら即買いしてましたぜ…。
そしてフィギュアコーナーで発見したのは、デビロックとロンドンナイトのコラボパック。パームボーイのフィギュアとデビロックのTシャツ、そして2001年のロンドンナイトの模様を納めたVHS (笑)!
深夜の発掘調査終了(23:00)。「お!もう1軒、行けそうですね」というクルゼの馬鹿げた提案は光速却下して、ようやく本日の宿泊施設へ。「まあ、夜は遅いが街に出りゃ飲み屋くらいやってるしょ、週末だし」と、ささやかな期待を胸にホテルへ到着。が、なんとこの場所、駅からかなり離れた、まさに“この世の果て”。まわりにはほぼ何もなし。唯一の居酒屋へ閉店直前に滑り込んでラストオーダーからスタートという、なんともしょっぱい夜となりました。そう、こんな日は早く寝るに限るんだ…。
後編へ続く…