11月22日 深夜
これまでに群馬、埼玉、茨城、神奈川と、関東ローカルエリアを攻めてきた《あんときのストリート》発掘ツアー。今回は初めて関東を飛び出し、仙台へ遠征!日帰りはさすがに厳しいつーことで、出陣は前日の深夜。うぇーい!お泊りだーい!と興奮気味のおじさんたち。
メンバーはクルゼ、遠山、しみちゃん、瀬戸。クルゼのホーム浦和からレッツラゴー♪ と、快調にハイウェイへ滑り込むやいなや、激しい雨が俺たちを洗い、激しいビートが俺たちに叫ぶ。ミミック号ことクルゼのディフェンダーの弱点、急激かつ猛烈な雨と冷気が容赦なく襲いかかる。
ポジティブかつ強気なクルゼがポツリとこぼした…
「ま、まえが見えねぇ」。
とりあえず那須高原SAへ避難した我々。
ガランとした深夜のSAにて緊急会議(この時点で0時)。このまま気合いでぶっ飛ばして、当初の目的地である仙台へ突っ込むか?あるいは…!?
現在地とその先のエリアを検索&検討した後、我々が出した結論。
それは…
「行きましょう、郡山へ!」
さらに激しさを増す風雨や到着時間(要するに仙台だと飲みに行く時間がぜんぜんない)などを考慮して、目的地を福島の郡山へ変更。あらためまして、いざ福島のど真ん中へ、ゴーです。
どうにかこうにか無事到着。寝床をソッコーで確保して夜の街へ。
深夜にもかかわらず、意外と若者たちで賑わっていた商店街。
バレーボーイズに出てきそうな客引きのアニキたちも元気だった。週末に賑わっている街は良い街だ、うん。
そんな客引きのアニキに教えてもらった、朝まで営業してる居酒屋でようやく落ち着く我々。続々と店に入ってくる仕事あがりのおねーちゃんたちを横目に、明日の予定をミーチング。
さすがにグッタリちゃんの操縦士クルゼと、まだまだ食い足りない、飲み足りない助手席担当の瀬戸。気がつけば4時過ぎ。おつかれさんでした。
翌朝。
おはよーございます。朝食もばっちり入れて、やる気満々の我々。瀬戸は予定外の目的地変更で急遽お店のリサーチ中。
そんなこんなで発掘ツアー in 郡山、スタートです。
まずは朝っぱらから絶賛営業中、俺たちの万代………、否!「万SAI堂」!!この形式のリユースストアはホントに酷似した店が多い。一体どこが1stのオリジナルなんだ??? なんにせよ、期待せずにはいられナイ。
カ、カイデーのロイヒー! 古着エリアだけでこのサイズ。他にも古本やらフィギュアやらプラモやらゲームコーナーやら…一大アミューズメントパーク化しとります。しかも店内はごちゃっと雑多なモノばっかりダノニ、清潔感があるというのがスバラシイ。
さあ、ダダーッといきますyo。
いきなり未使用で発見されたフォース1・プレミアム。2004年に発売され、htmのフォース1に酷似したデザインのイケてる1足。
おわーー!デラソウルのダンク!と思ったけど、2005年に発売されたものはローカット。これはハイカットなので、2015年に発売されたモデル。カッコいいけど《あんとき》ハンターのボクらはスルー。
もはや三足目の発見となるリーコン別注のエア・フォース1。その名もエア・フォースX。詳しくは、以下の記事で。
NYグラフィティの空気感を伝え続けた GFS →プロジェクトドラゴン →リーコンの系譜
そして whiz と MADFOOT!のコラボを発見。これはクルゼがMADFOOT!で生産管理をしたいた時代に作ったものということで、お買い上げ決定。
おし、ここはアタリや!!一軒目からテンションアップでストリートブランドコーナーへ。
W)tapsの新作ジャケットを新品色違いで発見。ちなみにハンガーも新品。
我らの事務所にあるナッツさんとネイバーのコラボのお香立ても新品未使用で発見。クリームソーダも大量。
《あんとき》の内装といえばな m&m、そしてマスターピースが続き、
《 あんときのクラブシーン 》でイケてる大人たちがこぞって身につけたマスターピース
おぉ!エイプの名品、シャークパーカのフィギュアを発見!
そしてリゾネイトだけど、グッドイナフよろしくな切り替えシャツや
本家のグッドイナフも出土。
ソフビフィギュアがひしめき合うショーケースには、あのパームボーイも。
恵比寿系の草分けとして《 あんとき》のメロコアシーンを代表するブランドだった Devilock
ナイトロウの3周年スタジャンを発見!
このオーバーサイズ感が瀬戸にぴったり。
そしてKAWSとメディコムが《あんとき》の後期からスタートしたブランド、オリジナルフェイクのTシャツも発見。
いやー、大漁♪ 大漁♪ 大-MAN-ZOKU♡
こちらの万SAI堂、あらためて見て回ると古着の他にも楽しいエリアが万SAI。
お嬢ちゃん向けのヴァエなスポット
その昔、アニメイトなんかで売ってた名作下敷きの数々を階段に展示!
屋外駐車場に続く最上階の通路には、まんだらけばりの超・貴重な和モノ玩具たちがズラリ!ほ、欲しい…。
全おとーちゃんが泣いて喜ぶレトロゲームコーナー!
まさかのツインファミコン!しかもグラディウス!
となれば30年ぶりのあのコマンドを発動させて周りの子供たちの羨望の眼差しを独り占めするしかない。
↑ ↑ ↓ ↓ ← → ← → B A
セガのメガドライブのコンパクト版的な位置付けだったゲームギア!!!これはグッドデザイン!
まさに100メガショック!ネオジオとか 笑
レアソフトが続き、
東方見聞録にいたっては当時の値札(?)がそのままに、堂々のプレミア価格。
ソース誌の5本マイクでCDの評価を調べてたのが《あんとき》。でもそのずっと前の幼少期には、このファミ通の採点コーナーで買うソフトを吟味してたっけ。
そしてカッコつけてウィザードリィを買ったはいいけど、難しくてよく分からなかったのも《あんとき》のずっと前。
紙モノのセレクトセンスも抜群すぎ!オーナーの趣向なのか?
つーことで、ひとまず終了。すでに多幸感で胸いっぱいの我々。
後半につづく
《あんときのストリート》経験者 大募集!
一緒に買付に同行したい!